機械式時計が壊れた場合に自分で修理することってできる?

機械式時計の内部構造は複雑

機械式時計が壊れてしまった場合、修理費を払うのがもったいないと考えて、自分で修理できないかと考えることがあるかもしれません。しかし、実際にそれを試すのはやめましょう。というのは、直すことはほぼ不可能だからです。機械式時計を修理する場合、まず裏蓋を開けないといけませんが、これは道具さえ用意できればなんとかなります。問題はこのあとで、仮に故障の内容が「針が動作しなくなった」というものだった場合、なぜ針が動かなくなったのかを特定するのは素人には無理なのです。

素人には故障箇所の特定が難しい上に部品の入手も困難

機械式時計は非常に多くの部品が組み合わさってできていて、ある意味、最新家電よりも複雑な構造といっていいほどです。エアコンが動かなくなったというのであれば、基板だけを取り替えたら直るというケースも珍しくありませんが、機械式時計の場合、たくさんある歯車のうち、どれが問題なのかを特定して差し替えるということが必要になり、基板ごと交換という大ざっぱな方法が採れないのです。もし、故障の原因となっている部品を見つけたとしても、メーカーに頼んだら個別に送ってもらえるというわけではないので、それ以上のことはできません。

機械式時計が壊れたら素直にメーカーに送ろう

というわけで、機械式時計が壊れてしまった場合は自分でなんとかしようとせず、必ずメーカーに修理を依頼するか、あるいは時計専門店などに持ち込むようにしましょう。特に防水の機械式時計の場合、メーカーで直してもらわないと防水性能が失われてしまう可能性が高いです。というのは、ほこりがまったくないクリーンルームで修理をしないと、蓋と本体の間にほこりが挟まってしまい、そこから水が入り込んでしまうことがあるからです。こうしたクリーンルームはメーカーにしか存在しません。

パテックフィリップは、スイス発の時計メーカーです。1839年創業という長い歴史を持っており、世界でも指折りの高級時計メーカーとして確固たる地位を築いています。